場所と時間にとらわれない司法面接訓練ツール
アバタートレーニング®
個別訓練,集合研修,大規模なリモート訓練まで。
教養担当者と受講生のニーズに合わせた司法面接訓練が可能なツールです。
アバタートレーニング®の特長
現実の子どもに面接をしているような訓練
アバタートレーニング®の1番の特長は,アバターとの面接シミュレーションによって実践的に質問方法を学習できることです。
受講者は,実際の面接と同じようにアバターへ話しかけることで面接を進めます。
科学的研究知見に基づいて行動するアバター
アバターの行動を制御するアルゴリズムは,子どもの認知・言語能力に関する科学的研究の成果に基づいて構築されています。
アバターは未就学児を対象としており,4歳と6歳の2パターンでそれぞれ複数用意されています。
幅広く学べる発問方法
アバタートレーニング®では,未就学児の面接において望ましい/望ましくない質問の種類を詳細に学習することができます。
様々な受講者で成果を確認済
日本では,大学生*1,警察官*2,臨床心理士*3を対象とした実験研究が行われ,面接中に使用する望ましい質問の割合が増加することを示しています。
*1 Haginoya, S., Yamamoto, S., Pompedda, F., Naka, M., Antfolk, J., & Santtila, P. (2020). Online Simulation Training of Child Sexual Abuse Interviews With Feedback Improves Interview Quality in Japanese University Students. Frontiers in Psychology, 11, 998.
*2 萩野谷 (印刷中) 子どもアバターとの模擬面接とフィードバックを組み合わせた面接訓練が警察官の発問スキルに与える影響 応用心理学研究.
*3 Haginoya, S., Yamamoto, S., & Santtila, P. (2021). The Combination of Feedback and Modeling in Online Simulation Training of Child Sexual Abuse Interviews Improves Interview Quality in Clinical Psychologists. Child Abuse & Neglect.
アバタートレーニング®で
利用できる2つのツール
AI版(対面/リモート・オンライン)
空き時間に受けられる手軽な訓練で
職員全体の面接技術の底上げ
オペレータの代わりにAIが自動で訓練を提供します。
受講者はパソコンやスマホで専用のウェブサイトに接続することでいつでも受講でき,時間と場所に縛られない訓練が可能です。
もちろん,実施人数の制限もありません。
オペレータ版に比べて受講者の特性に合わせたフィードバックなどはできませんが,短期間に多数の職員を訓練することができるため,より詳細な訓練を受ける前の導入訓練や,他の訓練・研修のフォローアップ,職場全体のスキルの底上げなどに活用できます。
現在は研究への協力としてのみ運用していますが,数百人規模の訓練事例もありますので,関心のある方はご相談ください。
*1 ソフトウェアを使用する機材は準備していただく必要があります。
よくある質問
これまでに使用実績はあるか
日本語版アバタートレーニング®は,2024年5月までに検察・警察の17機関で導入され,延べ50名がオペレータ講習を受講しました。
2023年は,オペレータ版で延べ279名,AI版で延べ1,590名の専門機関職員(警察,検察等)がアバタートレーニング®を受講しました。
職場でオペレータとして訓練を実施したい
年2回(夏と冬)のオペレータ訓練を実施しています。受講を希望される方は申請期間中に以下から申請してください。事前に申請期間を確認したい場合はお問い合わせください。
職場でトレーニングを実施するために必要な環境はあるか
オペレータ版は,専用ソフトウェアをインストールするパソコンと周辺機材(外付けキーボード,外部ディスプレイ)及び静かな部屋があればトレーニングを実施できます(インターネットは不要です)。
AI版は,インターネットに接続できるパソコンまたはスマホが必要になります。
実施予定の研修の一部として実施したい
集合研修であれば特定の受講生に質問をさせてその様子を他の受講生に視聴・評価させたり,1人ずつ質問をさせることでまず質問を考える難しさを体験してもらうなど,様々な使い方がされています。また,研修前の事前課題として実施し各受講生の基礎能力を向上・把握したり,研修後のフォローアップとして研修で学んだ知識・技術を維持する訓練として使用したりすることもできます。
報道・取材記事等
明治学院大学 萩野谷俊平専任講師が面接者を訓練するAI駆動のシステム「アバタートレーニング」を開発 検察や警察、児童相談所へ提供を想定 | newsweekjapan(2023年3月)
(キャンパス発)明治学院大学・法心理学教室 子どもアバター、捜査員の質問力鍛える | 朝日新聞デジタル(2023年4月)
子どもアバターで聞き取り訓練 | 朝日中高生新聞(2023年4月)
岐阜県警が子どものAI活用の面接訓練システム導入 | NHK(2023年6月)